みなさんギターを何本持っていますか?
僕はギタリストとしては少ないほうだと思います。
昔はけっこう持っていたんだけどね。
ギターの所有数と交友関係には相関があると思っています。
完全に私見なので、根拠は何もないです(笑)
ギターは増える
若いころは
いや、何が大事なのかを見抜けない段階では
ギターの数がどんどん増えていきます。
性格にもよるんでしょうけど、次から次に新しいのが欲しくなる。
僕もね、機材ローン地獄でしたよ(笑)
ちゃんと払ったよ。
一般的には違うタイプのものが欲しくなるでしょう。
ストラトを買ったら次にレスポール。
ソリッドボディならホロウボディが欲しくなるし。
アコギ?
Martin持っているから次はGibsonっしょ、みたいな。
確かにね、気持ちはわかります。
すげーわかる。
でもね・・・そんなにいっぱい持っていてね
弾く?(笑)
ほとんど弾かんでしょう。
ギターは弾いてなんぼ
用途に応じてギターを使いわける。
これは合理的だとは思います。
やはりギターによってできることやサウンドが違うので、個性があります。
しかし「ライブでのギター持ち替えの必要性」でも書きましたが
最終的に個性を出すのは自分です。
どんなギターを弾いたとしても、ウマイ人はやはり“その人の音”が出ます。
では個性って何かっていうと、ギターの性能を自分なりに引き出せるか、だと思うんです。
さらっと言いましたけど、めちゃくちゃ重要なことです。
ギターの性能を自分なりに引き出せるか、ですよ。
テストに出るよ。
じゃ、性能を引き出すためには何が必要か?
そのギターと向き合うこと。
つまり弾きまくることです。
ここで所有数が関係してきます。
一日は24時間です。
大統領だろうがフリーターだろうが条件は同じです。
そしてギターの練習に費やせる時間を毎日2時間確保できるとします。
仮に1本しか持っていないとしたら。
その1本に対し2時間の練習
それを365日で、年間730時間向き合うことができます。
これが、10本所有しているとしたら1本あたり年間73時間。
50本所有していたら、14時間ちょっと。
あくまで全てのギターをまんべんなく触るとしたらの話です。
当然、偏りが出てくるので
下手すると年に1回も触らないギターが出てきます。
じゃ、それ何のために持ってんの?
ってなりますよね。
弾く時間がないってことは、それ以上にメンテナンスの時間も確保できないってことになります。
友達多い自慢
僕は交友関係がかなり狭いです。
狭く深く、をモットーにしています(笑)
だから
友達多い自慢・顔が広い自慢・人脈自慢、をしているような人が嫌いです。
広く付き合うのは個人の自由だとは思いますが、
一人一人といい関係が築けているの?と単純に疑問に思います。
ギターの所有数と同じです。
一つのギターとしっかり向き合おうと思ったら、必然的に所有数が少なくなります。
一人一人といい関係を築こうと思ったら、交友関係は狭くなります。
だって、そんなに時間がないから。
Cheap TrickのRick Nielsen(リック・ニールセン)なんて450本も持っているわけですよ。
2016年の記事だからもっと増えているかも。
まぁ、この人は奇人だからね・・・好きだけど(笑)
そしてTHE ALFEEの高見沢さんも500本超えらしく。
400本超えとか500本超えとかね。
一日1本、弾いたりメンテナンスしたとしても
一年間で全てをカバーできないわけですよ。
コレクターを自称しているならいいと思います。
あくまでコレクションなら。
でも、弾くつもりで買っているなら
そんなに買ってどうすんの?
時間ないじゃん、ってなるよね。
ギターの所有数が多いのは
友達多い自慢のように思えて、どうも苦手です。
旅行に行ったりして、箱菓子のお土産なんか買ったりして
職場の人全員に1個ずつ配るような人がいますが
全く理解できません(笑)
僕だったら本当に世話になっている人、本当に仲のいい人だけにお土産を買っていきます。
じゃないと一人一人、一つ一つに対して熱意が薄まる気がします。
最後に
1本のギターを一生使い続けろなんて言うつもりはありません。
それはそれで問題があります。
ただ人間関係と同じで
ある程度の時間をかけないとその人の性格・本性などがわからないように、
ギターの個体差による癖や特長、良い音の出し方などがわからないわけです。
ある程度、長い時間一つのギターを触って
自分なりに感じること・学べることがあれば、次のギターに手を出してみる。
これがベストでしょう。
一生のうちに自分が本当にモノにできるギターは一、二本
ってところじゃないでしょうか。
もしかしたら一本も無いかもしらんけど(笑)
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