あんまり説教じみたことは言いたくないんですが
楽器演奏において、一番重要なのは基礎です(笑)
基礎、基礎、基礎
寝ても覚めても基礎。
これをどれだけやれるかが上達への鍵となります。
応用も大事、っていう人もいますが
応用は基礎の発展ではありません。
発展と考えると、なにかこう別物というか
ちょっと質が変わったように感じます。
応用は基礎の延長・積み重ねだからね。
ギターを弾く上での「基礎7点」を確認していきましょう。
ギターの基礎・7点
ギターを弾くうえで極々基本的な、そして最も重要なポイント7点を解説していきます。
ギター歴がそこそこ長い人でも意外と知らないポイントがあるかもしれないので
ぜひともチェックしてください。
左手の指は起こす
基本のキですね。
コードやフレーズによっては指を寝かせる場合もありますが、できるだけ起こしましょう。
5弦や6弦のミュートのため親指をネックの上から出すこともありますが、最初のうちはオススメしません。親指を出すと他の指が寝てしまいます。
あくまでも他の指をしっかり起こせることが親指ミュートの前提です。
ストラップを長くすることもオススメしません。
フレットの自分側ギリギリを押さえる
試してみるとわかりますが、反対側(ギターのヘッド側)を押さえると音がビビリます。
フレットの真上でもダメです。これもコードやフレーズに左右されますが、可能な限りギリギリを押さえましょう。
こちらの「ギターフレットの正しい押さえ方」の記事も参考に。
左手の親指を閉めすぎない
リラックスして左手を見てください。
親指ついていますか?
どこについていますか?
僕は人差し指より外側についているタイプです。ここが定位置です。
この位置のままネックに持っていきましょう。
横移動するときに、親指が人差し指のラインより内側(手の平側)に入る人がいます。こうなると指の動きが悪くなります。
親指をネックの一点に残したまま横移動ではなく、親指ごと横移動です。
ピックはできるだけ浅く当てる
ギターを始めたばっかりのころは、弦に対してかなり深くピックが当たります。
ピックを当てるときは、浅ければ浅いほど良いです。
当たる面積が大きくなるとピックが振り抜きづらくなります。特にアップのときにひっかかりを感じます。
それまで深く当てていて急に浅くすると音が小さくなりますが、問題ありません。
浅く当てることに慣れてくると、ある程度の音量も稼げるようになります。
ピックの軌道は弦の並びに平行
ほとんどの人が、ダウン方向(6弦~1弦方向)に向かうにつれてボディにめり込むような軌道になります。
つまり6弦に当たったときよりも1弦に当たったときのほうがピックが深く入っているということです。ダウンもアップもできるだけ平行軌道を目指しましょう。
ただし基本的には、です。フレーズによっては敢えて軌道を変えることもあります。
指板はRといってややカーブしており、それに対して弦高をあわせるので、弦の並びもカーブしています。そのカーブを意識したピックの軌道を描くことが理想です。
難しいけど(笑)
手首だけでストロークしない
よく「手首のスナップが大事」と言われますが、手首のスナップって何でしょう?(笑)
どういう動きなのか厳密に定義できる人はいますか?
多分いないでしょう。
手首“も”大事ですが、あくまで補助です。
手首だけでストロークするとピックの角度が変わってしまいます。
肩~手首まで、腕全体を柔らかく使うイメージです。手首だけを意識しすぎると変なストロークになってしまいます。
力まない
左右どちらともです。
フレットをギュッと押さえないように。ピックをギュッと握らないように。
もっと言うと全身です。全身をこれでもかというくらい脱力しましょう。
まとめ
7点を解説しましたが、あくまで基本です。
いかなる状況でもこれらを忠実に守る、とは限りません。
ポイントを押さえながら状況に応じて臨機応変に対応しましょう。
最後の「力まない」に関係してきますが
元々の身体の造りに逆らわないようにしましょう。
これが非常に大事です。
左手は腕をブランとさせてそのまままっすぐネックに向かいます。
肩→肘→手首→中指がまっすぐになるように。(ただし中指の付け根です。先端ではありません。)
途中で変な角度に曲がったりしないようにしましょう。
右手も肩(肘?)を開きすぎない。
ギターを自分の両肩ラインに対して平行にかまえると右手の肩がどうしても前に出ます。
肩がきつくない程度に、ギターはやや斜め(ヘッドをやや左前)に構えましょう。
以上、「基礎8点」でした。
増えた(笑)
基礎をかためてガンガン上達していきましょう★
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