リズム感について

かれこれ30数年、音楽をやっていますが。
ご存知のように、講師の仕事もしておりますが。

リズム感、って何だろう(笑)
そう思ったことありませんか?

改めて考えてみると、よくわからなかったりします。
今回はこのへんを解説していきます。

リズム感とは

リズム感、それは“時間の流れの感覚”です。

ある地点からある地点までの時間の経過の“予測”。

リズム感が良いとか悪いとか言いますね。
時間の経過が安定的に予測できるか、できないか、の違いです。

これはねー、ある程度環境というかスタート時の条件に左右されるんですよ。

「クリティカルエイジ」といって
ある能力を獲得するために適した年齢、つまり身体のある器官がもっとも発達する時期がある、と言われています。

語学だと8歳くらいらしいです。
これくらいまでに他言語に触れる機会が少なければいわゆるリスニングなどが弱くなりますね。

中学生になると英語の授業が始まりますが、完全に遅い(笑)

先生の言っていることがチンプンカンプンだったり
リンゴ=appleを「ェアポゥ」ではなく、「アップル」と頑なに発音しているようなヤツが
クラスにいましたよね。

あの状態です(笑)

んで、音楽のクリティカルエイジはだいたい5歳くらいと言われています。

音感とかリズム感は5歳くらいまでに音楽を始めているかどうかで決まると言ってもよいでしょう。

大人になってからでは無理という意味ではなく、鍛えるのに苦労するということです。

リズム感を鍛えるには

ではどうしたらいいのか?

個人的には、リズム感がゼロという人はいないと思っています。
なぜなら歩けるからです。

歩くということは腕や足、細かく言うと腰や背中などを一定のリズムで動かさないといけません。
運動神経とかもあまり関係ないと思われます。

それに人間の身体には、生きている限り一定のリズムを刻んでいる器官があります。

そう、心臓です。
これこそまさにリズムですね。

不整脈とかじゃない限り規則正しく刻んでいるでしょう。
心臓は体内時計にも関わっているといいます。

つまり時間です。
リズム=時間、です。

人類最古の音楽は三拍子だと言われます。

三拍子わかりますか?
ズンチャッチャーとかウンタンタンみたいなやつですよ。

もちろんその頃はギターとか存在しないので、打楽器のみのシンプルな音楽だったんですが。

これは僕の推測ですが、三拍子が始まりだったというのは心臓の鼓動からきているのではないかと。
鼓動ってドックン、(ウンウン)、ドックン、(ウンウン)の四拍子ではないですよね?

ドックン、(ウン)、ドックン、(ウン)と三拍子です。

人間は生まれながらにして一定のリズムを刻んでいるんですね。
リズム感に自信の無い人は鼓動を聞きましょう。

まず自分の身体のリズムに意識を向けてください。
必ずヒントがあるはずです。

リラックスして、音楽を聴きながら身体が自然とノルのを感じてください。

そこから少しずつ見えてくるでしょう。
何拍子とか細かいことは一旦おいて、とにかくシンプルに身体のリズムを感じます。

楽器演奏というのは身体操作です。
身体の状態がモノをいいます。

身体の状態に耳を傾けなければ演奏は上達しません。
リズム感も含めて。

おおげさな話ではないですよ。

よくわからない人はメールください(笑)

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