楽器と体型

楽器を弾くうえで体型を気にしている人は少ないでしょう。
けっこう重要なんですけどね。

僕?
僕は相変わらずのスリムボディですよ(笑)

ジャパ○ットたかたの創業者なら
「見てくださいっ!この、スリムッボデー!」って
高い声で紹介してくれるはずです。

楽器はどんな人でも楽しめます。
いくつになっても。

しかし、ギターやベースほど体型を選ぶ楽器は他に無いのではないかと思います。

というわけで今回は楽器と体型についてです。

楽器と身体は接触する

楽器と一口に言っても様々なものがあります。

楽器である以上、身体のどこかが触れるんですが
ほとんどは“接触面積が少ないもの”ばかりです。

「手」はあたりまえだとして。

管楽器なら口が触れた状態。
バイオリンならアゴ。肩。
鍵盤ドラムなら手以外は触れません。(椅子には座っている)

こんなもんでしょう。

ところが、ギターベースは肩にかついで
お腹のあたりが広く触れるわけです。

広く触れているということは
部位によっては、体型の影響が出やすいということです。

なにが問題か

ギターやベースを弾いている人ならわかると思いますが
ちょっとボディの角度を変えただけで急に弾きづらくなったりしますよね?

ギターのボディと自分の身体との位置関係が非常に重要です。

自分の身体からギターのボディが離れるほど当然難しくなります。
ということは・・・

お腹が出ている人は、ギターにむいていません(笑)

特にアコギは影響が出やすいです。

ボディ自体に厚みがあるので、ただでさえ自分の身体より遠い位置で弾くことになります。
さらにお腹がドーンと出ているとしたら・・・
弾けますか?

体型によるギターの位置の違い

ギターの位置が単に遠くなるというデメリットだけではありません。

ギターを弾くときに右の腕(肘あたり)を置く人が多いかと思います。

ボディが遠くなると、ボディに置いている右肘がせり出して
物理的に右腕が動かしにくくなります。

つまり、お腹が出すぎていると
弾きにくいを通り越して、一定ラインから弾けなくなるわけです。

どう対応するか

お腹が出ていてギターやベースが弾きづらいなら
一番の解決法は、お腹周りをすっきりさせることです。

が、すぐには難しいですね。

ならば、構え方を色々試行錯誤するしかないでしょう。

真正面(肩のラインに対してボディが完全に並行)で構える人がたまにいますが、
ギターやベースはやや斜め(ネックが左前に向く)に構えるのが自然です。

ギターの構え方

お腹の肉が前だけで横にはついていないという人はいないでしょうから
斜めに構えたところで多少ボディは遠くなりますが。

真正面に構えるよりはマシでしょう。

次にストラップを短くして
ギターのボディを自分のお腹の上に乗せるような形をとってもOKです。
手元も見やすいし。

テキサス掛けもいいかもしれません。

ストラップやテキサス掛けについてはこちらを参考に。
ギターやベースのストラップの長さの重要性
初心者むけ用語解説 〜ギター編〜

あとはボディが超小型のものを選ぶか。
ウクレレとか。

お腹が出ているとギターやベースが弾けないと言っているわけではないです。
ちょっとハンデだよ、ってことです。
痩せている人に比べてちょっと苦労します。

古くはB.B.キングから、最近だとクリストーン・キングフィッシュ・イングラムまで
お腹出ていたって、うまい人はいくらでもいますからね。

B.B.は昔は痩せていたけど、キングフィッシュは・・・まぁいいか(笑)

最後に

少しでも弾き心地を上げたいなら、技術を上げたいなら
たまには自分のお腹も気にしましょう。

ガリガリになる必要はないですよ。
演奏に支障が出ない範囲ならOKです。

ギターやベースの人は特にです。
痩せられないならギターやベース以外の楽器も選択肢として考えましょう。

ただし、ギネスに載るくらい尋常じゃなく太っているとかならどんな楽器も無理ですからね。
ボイパとかならいけるかな(笑)

ある程度体型を維持するというのも楽器上達の秘訣です

レッスンでは希望されれば、運動の仕方ケア食事方法などについても
アドバイスさせてもらっています。

気になる方はお問い合わせください★

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