さて、今回はコードの切り替え
「コードチェンジのコツ」を解説していきます。
コード単体を綺麗に押さえられることが前提ですよ。
一つ一つが綺麗に鳴らないのなら
それらをいくらスムーズに繋いだところで雑音です(笑)
コード自体が綺麗に鳴らせない人は
まず、コードを綺麗に鳴らすことを優先させましょう。
コードチェンジのコツ
CからF、GからDなど、曲を弾くにはコードチェンジが必要になってきますね。
コードの一つ一つはしっかり鳴らせるのに、連続でチェンジとなるとうまくいかないという人もいるのではないでしょうか。
いくつかのポイントを押さえることでコードチェンジは良くなります。
- タイミングを意識する
- チェンジの直前に注意する
- 頭の音をしっかり出す
一つずつ見ていきましょう。一小節でワンコードという設定で進めます。
タイミングを意識する
タイミング、というのはどこで次のコードを鳴らすかということです。
一定のテンポで1、2、3、4、ときて次の“1”でしっかりチェンジできるかが大事になってきます。
チェンジがスムーズにいかない場合、ほとんどが1、2、3、4・・・1と
次が出遅れてしまっています。次の1の時点では、チェンジが完了しておかなければなりません。
まずはここを意識しましょう。
チェンジの直前に気を付ける
チェンジの直前、もタイミングに関することですが
小節ギリギリまで音を引っ張るということです。
次のフォームへ意識がいきすぎて、早めに手を離してしまう人が多いですが
こうなると綺麗に聞こえません。
4から次の1までの間(音の切れ目)はできるだけ短くしましょう。
焦って離さずに、左手をグッと我慢することが大事です。
頭の音をしっかり出す
弾いている本人が意外と気づきにくいのが頭の音です。
しっかり押さえきれていない、つまり1で完了しきっていないということです。
そして2から3ぐらいで微調整していくというパターン。
こうなると頭の音がぼやけてしまいますね。
あ!い!う!え!お! と言いたいのに..ぁあ、..ぃい、..ぅう、..ぇえ、..ぉお と言うようなものです。
“コードが切り替わった感”がハッキリ出ないので、本人は弾けているつもりでも
聞いているほうは何だかモヤモヤします。
チェンジの落とし穴
頭の音がしっかり出ない原因は二つあります。
一つは単純にスピードが遅いということ。
4から1についていけていないということです。これは大した問題ではないんですよ。慣れればスピードは徐々に上がってくるので。
問題は、いくら4から1を速くしても頭がぼやけてしまう場合です。
これは指がステップを踏んでいる状態だからなんです。
例えばオープンのCを押さえる場合、通常は低音弦側から薬指・中指・人差し指を使いますね。
Cでなくてもコードである以上、ほとんどの場合に複数の指を使います。
ステップを踏んでいる状態とは、この複数の指が同時に着地していない状態です。
Cなら薬指→中指→人差し指、とか。Fなら人差し指セーハ→残りの三本、とか。
指をポンポンポンと、ある順番で置いている。
こうなると絶対にタイムラグが生じるので速くなりません。
解決法
左手がステップを踏んでいる状態の人は、一旦指板の空中でフォームを作り(まだ押さえていない)、
せーので同時に指を弦まで降ろす、という練習をしましょう。
右手は使わなくて良いです。
フォームを作って降ろす、フォームを作って降ろす。
これを繰り返していくうちに“同時に押さえる感覚”がついていくでしょう。
曲をスムーズに弾くにはコードチェンジが命!
ちなみにTHE BEATLESの「Tomorrow Never Knows」という曲はCとB♭/Cだけで弾けます。
Cを5弦セーハのフォームで弾けばワンタッチでコードチェンジが完了です。変な曲です。
好きだけど(笑)
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