みなさん、夏休みの宿題はちゃんと終わらせるタイプでしたか?
宿題なんてチャチャッと手軽に終わらせる方法があればなー、と誰しもが思ったでしょう。
楽器もチャチャッと上達できればなー、ともね(笑)
というわけで今回は楽器の「最速・上達法」を解説します。
といってもこれとこれの練習をやっておけば大丈夫
ってことではなく、考え方についてです。
最速で上達するには多少の遠回りをすることが大事です。
なにが大事か
上達するうえで大事なことは固定をするということ。
何を固定するのかというと、
- 弾き心地
- 手の感覚
- 聞こえてくる音
です。
つまり、
いつもと同じギター、いつもと同じピック、いつもと同じ弦、いつもと同じアンプのセッティング、いつもと同じケーブル、いつもと同じ姿勢(座るor立つ)
といった具合ですね。
ドラムなら、
いつもと同じスティック、いつもと同じ構え方、いつもと同じセッティング(太鼓・シンバルの高さ・角度)、いつもと同じ足(靴or裸足)。
一生その状態でやれ、ということではありませんよ(笑)
これは自分の中の基準を作る作業です。
基準を作る作業が、多少の遠回りというわけです。
あの人は上手だなー、とか この人の音はカッコイイなー、とかありますよね?
そして、自分もああいう音が出したいなー、とか あんなプレイができたらなー、となります。
この根本にあるものは、比較なんです。
相対的に見ている。
「なんかよくわからないけど、あの人のほうが良い」となる。
このなんかよくわからないというのが非常にクセモノです。
ここをわかるようにするために基準を作ります。
基準がなければ比較もできません。
とりあえず良し悪しは気にしなくてOKです。
あくまで基準なので。
基準をつくるとどうなるか
あらゆる基準を作って、自分の中で定着させます。
自分のいつもの音色、いつもの弾き心地。叩き心地。
そして基準を変えたとき、例えば
ピックを変えた→弾きやすくor弾きづらくなった
アンプのセッティングを変えた→好みの音に近くor遠くなった
というように
何かを変えることで、基準と比べてどう変わったのかがわかるようになります。
そしてここからが勝負です。
〇〇を△△したら□□になった、というデータが集まってくると
ああいう音を出すにはこうしたらいいんじゃないか?
ああいう風に弾くにはこうしたらいいんじゃないか?
ということが少しずつ見えてきます。
この作業をひたすら繰り返すことによって目指したい方向を見極め、
それを実現させるためにはどうしたらいいのか、の判断ができるようになります。
これこそが最速の上達方法です。
僕はこれに気が付くまでにかなりの遠回りをしました(笑)
何度も言いますが良し悪しは一旦置いて、まずは固定しましょう。
人の機材やセッティングをバカにするようなヤツがたまにいますが気にせず無視します(笑)
注意点
基準を作り、基準に慣れ、何かを一つ変えたときの変化を分析する。
ここで大事なのが
一つを変えたら一旦戻すということです。
ピックを変えた→〇〇が変わった→さらにアンプのセッティングを変えた→・・・
となると、何が原因でどう変化が起こったのかがわからなくなります。
ピックを変えた→〇〇が変わった→一旦戻す
セッティングを変えた→□□になった→一旦戻す
という手順を踏みましょう。
このように自分の中で膨大なデータを蓄積していくと
色々なことがわかるようになり
次にこうすればいいんじゃないかという予測も立てられるようになります。
気の遠くなる作業ですが、効果絶大。
変化に気づけるようになればシメたものです。
一人、部屋の中でニヤニヤしてください(笑)
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